ピカソ絵画、210億円で落札 15年の競売に次ぐ高値

競売にかけられたピカソの作品「腕時計をした女」=8日、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】競売大手サザビーズは8日、スペイン生まれの20世紀絵画の巨匠ピカソが描いた「腕時計をした女」が約1億3900万ドル(約210億円)で落札されたと発表した。ロイター通信などによると、ピカソの作品では2015年の競売で、約1億7900万ドルで落札された「アルジェの女たち」の連作の一つに次ぐ高値となった。

 作品は1932年に50歳のピカソが30歳近く年下の恋人マリテレーズ・バルテルをモデルに描いたとされる。今年3月に亡くなった著名コレクター、エミリー・フィッシャー・ランドーさんの所蔵品だった。

 8日の競売では3人が入札。落札した人物は明らかにされていない。

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