警察官や検事かたり「マネーロンダリングの事件に絡んでいる」とうその電話、新潟市東区の20代男性が1660万円だまし取られる

 警察官や検事をかたる男らに現金約1660万円をだまし取られたとして、新潟市東区の20代男性が11月9日までに、新潟東署に被害を届け出た。新潟東署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 新潟東署によると、10月27日、男性の携帯電話に厚生労働省の職員をかたる男から「保険証を不正利用された疑いがある」などと電話があった。

 さらに、警察官や検事をかたる男らからの電話で「あなたはマネーロンダリング(資金洗浄)の事件に絡んでいる。誰かに話せば拘束する」などと不安をあおられ、現金を一つの口座にまとめて指定口座に振り込むよう指示された。

 男性は30、31日、4回にわたり計約1660万円を振り込んだ。その後に男らと連絡が取れなくなり、不審に思って交番で相談し、詐欺だと分かった。

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