はるか夢球場(青森・弘前市)、来シーズン2年ぶり1軍戦 7月2日に「楽天-オリックス」

2022年7月5日、プロ野球1軍戦で盛り上がった弘前市のはるか夢球場

 日本野球機構(NPB)は9日、来年7月2日に青森県弘前市で楽天-オリックスのプロ野球1軍戦を開催すると発表した。主催の楽天野球団は開催球場を「はるか夢球場」に決めた。同市での1軍戦は2年ぶり5回目。

 楽天-オリックス戦は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年6月の弘前開催が中止となった時の対戦カード。同球団によると、来年は球団創設20周年の節目で、同球団主催の1軍戦を弘前を含む東北全県で開催する。

 弘前で行われた1軍戦は22年7月の楽天-ソフトバンク戦が最後で、約1万人の観客が詰めかけた。来年は新型コロナの5類移行後初の開催となり、盛り上がりの期待が高まっている。

 楽天の私設応援団「弘鷲会」会長の佐藤優さん(51)=大鰐町=は2年ぶりの地元開催に「弘前で見られる機会はなかなかないので楽しみ」と声を弾ませ、「仲間と集まって、ホーム側で思い切り応援したい」と話した。

 9日、市役所で会見した桜田宏市長は、弘前開催を決めた同球団に謝意を示し「コロナ禍の制限がない中でこれまで以上の経済効果が期待できる」と喜んだ。パ・リーグ3連覇のオリックスが相手であることにも触れ「見応えのある試合になる。一流のプレーは、子どもたちに大きな刺激になる」と語った。

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