冬の日本海の風物詩、ズワイガニ漁が解禁となり、石川県加賀市と金沢市では特産の「香箱ガニ」と「加能ガニ」の初競りが9日、行われた。金沢市では最高で1匹300万円で落札された。一昨年の1匹500万円に次ぐ高さ。
落札したのは、金沢市と同県能登町で旅館を営む「百楽荘」。料理長の桶谷純二さん(41)は「これを機に全国の方に加能ガニを知ってほしい」と語った。
県内で水揚げされたズワイガニは、雌が香箱ガニ、雄が加能ガニと呼ばれている。さらに県は、甲羅の幅など条件を満たす雄を「輝」、雌を「輝姫」としてブランド化。金沢市ではこの日、輝1匹、輝姫3匹が認定され、輝が最高額で競り落とされた。