電話口で保護者を呼び捨て 名古屋市教委が謝罪

名古屋市役所

 名古屋市教育委員会の職員が市立中に通う女子生徒の保護者から電話を受けた際、保護者の名前を電話口で呼び捨てにする不適切な対応をしていたことが9日分かった。共同通信が音声データを入手し、市教委も認めた。電話を保留せず、担当者の不在を確認する職員同士のやりとりが保護者に伝わる状況になっていた。市教委は「不快な思いをさせ、申し訳ない」と保護者に謝罪した。

 市教委によると、1日、電話が市教委にあり、職員2人が担当者の不在を確認する際、保護者の名前を呼び捨てにした。

 音声データでは職員2人が「ああ、〇〇(保護者の名前)か」「たぶん、たぶんその人」「出ないほうがいいな」などと発言した。

© 一般社団法人共同通信社