現地時間11月9日、イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督はUEFAユーロ予選のマルタ戦と北マケドニア戦に向けた代表メンバー25人を発表した。
10月のインターナショナルマッチでは国際親善試合でオーストラリア代表に1-0、UEFAユーロ予選でイタリア代表に3-1で勝利した。UEFAユーロ予選はグループCに組み分けられており、ここまで5勝1分けと勝ち点16を稼いでいる。試合数が1試合少ないにもかかわらず、2位のウクライナと勝ち点3差で首位を快走している。
前回のメンバーからの変更点は、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)とエディー・エンケティア(アーセナル)が選外となり、代わりにカラム・ウィルソン(ニューカッスル)が代表復帰となった。
常にサウスゲート監督に招集されているメンバーが順当に選出された一方で、今シーズン好調なプレーを披露するラヒーム・スターリング(チェルシー)は今回も代表から外れた。昨年のカタール・ワールドカップのメンバーに選出されて以降、5回連続で招集外となっている。
サウスゲート監督は代表発表の記者会見で、代表から遠ざかっているスターリングに関してコメントを残した。イギリス『BBC』が伝えている。
「スターリングだけでなく、招集されていない他の選手たちも、ドアは100パーセント開かれている。それは疑いの余地はない」
「我々はスターリングのクオリティーや人格について改めて知る必要はない。彼は、我々がこれまでともに歩んできた道のりにおいて極めて重要な部分を占めている」
スターリングだけでなく、アントニー・ゴードン(ニューカッスル)やジェイムズ・ウォード=プラウズ(ウェストハム)など代表招集に期待がかかるメンバーがいるが、サウスゲート監督はメンバー変更を最小限にとどめた理由について以下のように語った。
「我々は非常にいいプレーをしており、10月のイタリア代表戦のパフォーマンスは格別だった。誰を外すか考えたが答えは簡単だった。我々はチームを維持すること決め、意図的に変更を加えなかった。それが選出されている選手たちにとって公平だと考えたからだ」