加賀野菜「金沢一本太ねぎ」の出荷が9日、JA金沢市野田集出荷場で始まり、50ケース150キロが持ち込まれた。JA金沢市軟弱野菜部会によると、今季は猛暑により生育が遅れ、出荷が例年より3週間ほどずれ込んだ。12月末までに例年より3割少ない500ケース(1.5トン)の出荷を予定している。
金沢一本太ねぎは肉厚で柔らかく、甘みが強いのが特長。8軒の農家が野田地区を中心に約2600平方メートルで栽培している。
この日は、サイズや出荷方法などを確認する目合わせ会も開かれた。10日に市中央卸売市場で競りにかけられ、同日昼には県内の店頭に並ぶ。
●「品質変わらず」
藪野慎介部会長(37)は「品質は例年とそれほど変わらず安心した。すき焼きや鍋などで味わってほしい」と話した。