きのうは全国的に気持ちのいい晴天となったが、きょう10日（金）は一転、広い範囲で雨となりそうだ。大気の状態が不安定になるため、非常に激しい雨や雷雨になる所がある見込み。落雷や突風などに注意が必要となる。また、雨と北風で気温はあまり上がらず、東日本や西日本ではきのうより低くなる見込み。北日本も午後から気温が一気に下がり、夜遅くには雪が降るくらいの冷え込みとなりそうだ。

大気非常に不安定　各地で傘の出番

　きょうは前線や湿った空気の影響で全国的に天気が崩れる。午前5時現在、西日本や、東海、北海道の一部に雨雲がかかっており、このあと、さらに雨の範囲が広がる見込みだ。関東や東北も昼頃には雨雲がかかり出すため、出かける時に雨が降っていなくても雨具が必要となる。特に前線が通過するタイミングには非常に激しい雨や雷雨になるおそれがあるため、落雷や突風、ひょうなどに注意が必要だ。

雨と北風で気温ダウン　夜遅くは北海道で雪も

　また、気温はあまり上がらず、最高気温は東日本や西日本ではきのうより大幅に低くなる見通し。特に北よりの風が強まる午後は肌寒く感じられそうだ。北日本も午後から気温が急降下する見込みで、夜遅くには北海道で雪の舞う所があるかもしれない。

（気象予報士・多胡安那）