今年で50周年!名門ブランド『Lotto』による「2000年代最高のユニフォーム」5選

1973年に誕生したイタリアの名門スポーツブランドのロット(Lotto)は、今年で創業50周年を迎えた。

10月にお届けした50周年記念「90年代名作ユニフォーム」に続き、ここでは「2000年代名作ユニフォーム」をご紹介したい。

90年代のブランドロゴはダブルダイヤモンドと呼ばれるデザインが主流だったが、2000年代以降は上記画像のようにダブルダイヤモンドとブランド名の横長スタイルが定着する。

ユヴェントス

ユヴェントス 2001-02 Lotto チャンピオンズリーグ ホーム ユニフォーム

Lotto契約期間:2000-01~2002-03

選手:パヴェル・ネドヴェド

ビアンコネロの愛称でも知られるイタリアの名門は3シーズンにわたりLottoのユニフォームを着用。

リーグ戦モデルはとは異なり、このシーズンのチャンピオンズリーグ用ユニフォームは携帯電話会社「TU Mobile」が胸スポンサーだった。

01-02シーズンのシンプルでクラシックな白黒縦じまLotto時代で最も優れたデザインだろう。シンプルなブラック一色のアウェイユニフォームも負けず劣らずの好デザインだった。

ソショー

ソショー 2008-09 Lotto サード ユニフォーム

Lotto契約期間:2004-05~2019-20

選手:サントス

ブランス1部リーグ・アンを14位で終えた2008-09シーズンのサードユニフォーム。クラブとLottoとの契約期間は16年と長期に及んだ。

左胸のエンブレムはクラブのルーツである自動車会社「PEUGEOT(プジョー)」の当時のロゴマークと同じで、立ち姿のライオン。そして胸スポンサーはエクソンモービル社のエンジンオイル「Mobil 1」。

エンブレムと胸ロゴが自動車関連ということもあり、車とユニフォームのどちらも好きなマニアには最高のコンビネーションだった。ちなみに「Mobil 1」以前は同じくエクソンモービル社の「Esso」ロゴを付けていた。

ウディネーゼ

ウディネーゼ 2008-09 Lotto ホーム ユニフォーム

Lotto契約期間:2005-06~2009-10

選手:ギョクハン・インラー

セリエAを7位でフィニッシュしUEFAカップはベスト8に進出と、好成績を収めた2008-09シーズンのユニフォーム。

ウディネーゼの象徴である白黒ストライプを極細であしらったクラシックなデザインは、海外のユニフォームファンの間で評価が高い。

胸のスポンサーはシーズン前半がサプライヤー「Lotto」ロゴで、後半からはルーマニアの自動車会社「DACIA」ロゴを掲出。なお、レプリカユニは胸部中央にホームタウン(ウディネ)が属するフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の紋章ワッペンを装着している。

ウクライナ代表

ウクライナ代表 2006 Lotto ホーム ユニフォーム

Lotto契約期間:2002~2009

選手:アンドリー・シェフチェンコ

昨年のロシアによる軍事侵攻により現在も戦火にあるウクライナ。この国が旧ソビエト連邦からの独立以降、現時点で唯一のワールドカップ出場を果たした2006年ドイツ大会で着用したユニフォームだ。

内側に向けて突き刺すように配する6本の鋭いストライプが印象的なこのデザインは、通称“マグマ”と呼ばれる当時のテンプレート。他の代表チームやクラブチームでも採用していたもので、好みは分かれるところだが2000年代のサッカーシーンを象徴するデザインと言える。

ウクライナはこのユニフォームを着た2006年のW杯で、初出場ながらベスト8入りを成し遂げた。このマグマは、ある意味ではウクライナ最強のユニフォームとなる。

ボルシアMG

ボルシア・メンヘングラートバッハ 2008-09 Lotto ホーム ユニフォーム

Lotto契約期間:2003-04~2012-13

選手:マルコ・マリン

現在は日本代表DF板倉滉が所属するボルシア・メンヘングラートバッハ。Lottoとは10シーズンでパートナーシップを結び共に戦った。その中には2000年以降で2度しかない2部リーグ時代の一つ(2007-08)も含まれる。

エンブレム側に黒・緑の2本のストライプを走らせるデザインは、70年代前半のユニフォームに触発されたもの。クラブの黄金期に使用したデザインの再現で、現在でもこのユニフォームへの評価は高い。

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胸には京都サンガのスポンサーでもお馴染みの日本企業「KYOCERA(京セラ)」のロゴマークを付けているが、スポンサー契約はこのシーズンが最後。翌シーズンは「Postbank」の胸ロゴを付けてこのユニフォームを継続使用している。

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