共産、青木氏を擁立 次期衆院選栃木1区

青木弘氏

 共産党県委員会は9日、次期衆院選栃木1区に新人で党県委員の青木弘(あおきひろし)氏(62)=市貝町市塙=を公認候補として擁立すると発表した。

 青木氏は市貝町出身。1991年に入党し、現在は党県1区国政対策委員長などを務める。95年の県議選や96年の衆院選栃木4区に出馬。栃木1区には2017年と21年にも立候補した。いずれも落選している。

 県庁記者クラブで記者会見した青木氏は、岸田政権を「アメリカの言いなりで大企業のもうけを優先している。国民生活をないがしろにしている」と批判し、「政治を変え、国民に希望を与える政治をつくりたい」と語った。

 同席した小林年治(こばやしとしはる)県委員長は、野党共闘は中央での合意が前提とした上で「再構築されない限り自公政権を終わらせる道はない。粘り強く追求していきたい」と述べた。

 1区では自民党現職の船田元(ふなだはじめ)氏(69)、立憲民主党新人の板津由華(いたづゆか)氏(35)、日本維新の会元職の柏倉祐司(かしわくらゆうじ)氏(54)、参政党新人の大森紀明(おおもりのりあき)氏(52)の4人も立候補を予定している。

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