橋梁点検、最新技術で体験 黒沢尻工高、岩手県と協働

タブレット端末で橋脚をスキャンする黒沢尻工高の生徒

 黒沢尻工高(村上智芳校長、全日制447人、専攻科17人)と岩手県の協働による橋梁(きょうりょう)点検は6日、北上市と奥州市で行われた。点検・診断・報告の流れを生徒が体験し、県土を支えるインフラメンテナンスの重要性を実感した。

 同校土木科3年の6人が参加。和賀川に架かる北上市下江釣子の広表橋(1974年完成)では目視でひび割れを確認し、打音検査でコンクリート内の状況を把握した。

 人工知能(AI)機能付きタブレット端末で、ひび割れの幅を自動的に判定する最新技術も体験した。今後、修繕が必要か構造物の健全性を診断し、調書を作成する。

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