ベリンジャーの争奪戦は「最終的に3チームに絞られる」と米記者

今オフのFA市場において「大谷翔平に次ぐ2番手の打者」との評価を受けているのがカブスからFAとなったコディ・ベリンジャーだ。近年は不振が続き、昨オフにはドジャースからノンテンダーFAとなったが、1年契約でカブスに加入した今季復活を遂げ、最高の形でFA市場に打って出ることになった。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、多くのチームがベリンジャーに関心を示していることを伝えつつも「最終的には3チームに絞られるだろう」との見解を示している。

現在28歳のベリンジャーはドジャース時代の2017年に39本塁打でナ・リーグ新人王、2019年には自己最多の47本塁打でナ・リーグMVPに輝いたスター選手であり、今季はカブスで130試合に出場して打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881を記録。シーズン20本塁打とOPS8割台はいずれも4年ぶりだった。身体能力が高く、守備面では中堅と一塁をハイレベルでこなせる点も大きな魅力である。

ヘイマン記者はベリンジャーの争奪戦が最終的にカブス、ヤンキース、ジャイアンツの3チームに絞られることを予想。さらに「カブスとヤンキースのどちらかと契約する可能性が高いと思う」と付け加えた。カブスはベリンジャーとの再契約を模索しているが、ヘイマン記者によると、ヤンキースは「トップクラスの打者の獲得を検討中」だという。ベリンジャーのほか、FAの大谷、トレードではフアン・ソト(パドレス)も候補に挙がるが、ベリンジャーを獲得する可能性が最も高いとみられている。

ヤンキースの一塁にはアンソニー・リゾがいるため、もしヤンキースがベリンジャーの獲得に成功した場合、ベリンジャーは正中堅手として、アーロン・ジャッジと右中間コンビを形成することになるだろう。左打ちの主力打者がリゾくらいしかおらず、ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、グレイバー・トーレス、DJ・ラメイヒューなど右打者偏重の打線になっていたヤンキースだが、ベリンジャーの獲得に成功すれば、打線の左右のバランスも改善されることになる。

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