「飲酒運転者との交通事故」で悲劇の引退。25歳韓国人GKが「諦めない、パラリンピックに出る!」宣言

先日25歳という若さで現役を引退することを発表した済州ユナイテッドのGKユ・ヨンス。

2020年に済州ユナイテッドへと加入してからサブGKとしてプレーしていたが、昨年10月の交通事故で大きな怪我を負ってしまった。

チームメイトやスタッフとともに乗っていた車に、突如飲酒運転ドライバーの車が衝突。一命はとりとめたものの、ユ・ヨンスは下半身の神経に大きなダメージを受け、1年のリハビリを経た今も介助無しで歩くことが出来ないという。

そのユ・ヨンスは『News1』に対して以下のように話し、次はパラリンピック出場を目標にすると宣言したという。

ユ・ヨンス

「まだ引退の実感はないよ。もうサッカーが出来ないというのは悲しいけど、イライラしないで次の人生を楽しむつもりだ。

事故の後、最初は『早く治して再びサッカーをやらないと』と思っていた。ただ自分の状況が分かったときには、『もし良くなったとしても昔のようにプレーできない』という判断が下されたんだ。

その後はテレビで済州ユナイテッドの試合が映ると『僕もあそこでプレーしていたはずなのに、なぜ今は…』と感じてしまって大変だった。

でも、結局痛みを癒やしてくれたのもサッカーだったよ。済州ユナイテッドの試合だ。みんなを応援することで悲しみに勝ったんだ。

このあとは車いすバスケットボール、車いす卓球、障がい者フェンシングなどに挑戦してみて、自分にあったスポーツを極めて、パラリンピックに出たいんだ。

パラリンピックに出ることで、同じように痛みを抱えた人々も夢を叶えることができると伝えたい。

もしパラリンピックに出られなかったとしても、講演活動などを通して経験を伝えていきたい。どんなことを経験してもイライラしないようなコツを。僕が学んだことをね」

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なお、今週末に行われるFCソウル戦で引退のセレモニーを行う予定で、そこでサイン会なども開催されるとのこと。

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