「袴田さんが犯人」とする検察の主張に弁護側が反論 袴田巌さんの第2回再審公判始まる

袴田巌さんの再審=やり直し裁判の2回目の公判が、11月10日午前11時から静岡地裁で始まり、「袴田さんが犯人」とする検察の主張に対し、弁護側が反論する方針です。

1966年、旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審が、10月27日から静岡地裁で始まりました。

検察側が初公判で「犯人はみそ工場関係者で袴田さんである」と主張したことに対し、11月10日の第2回公判で弁護側が証拠に基づき反論する方針です。

再審公判で検察側は、「袴田さんが、犯行着衣をみそタンクに隠した」などと袴田さんの有罪を主張していますが、弁護団は「事件は強盗殺人ではなく、犯人の恨みによる殺人で、複数人による犯行」などと指摘し、袴田さんの無罪を主張しています。

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