オーストリアの名門ウィーン・フィルムアカデミー出身のペーター・ヘングルによる長編初監督作「ファミリー・ディナー」の、本ビジュアルと予告編が公開された。
本ビジュアルは、豪勢な料理を前に笑顔をたたえている主人公のシミ―がメインとなったもの。おとぎ話のような雰囲気の中に、そこかしこに不穏な血の跡が見える。予告編では、見た目にも美しい料理の数々が登場する一方で、シミーが身を寄せる叔母一家が不気味な存在感を見せている。
「ファミリー・ディナー」は、体形にコンプレックスを持つ10代の少女シミーが、悪夢のような体験をするという内容の作品。ふくよかな体形に自信の持てないシミーは、復活祭（イースター）の休暇を利用して、健康的なダイエットの力になってもらおうと、有名な料理研究家で栄養士の叔母クラウディアの元を訪ねるも、叔母の食事指導は思いのほか過激なものだった。さらには、不可解なほど敵意をむき出しにしてシミーに嫌がらせを繰り返すいとこのフィリップ、得体のしれない叔母の新しい夫・シュテファンの存在がシミーの不安をかき立てる。そして不気味な家族によるイースターの祝祭が近づくにつれ、美しい料理に彩られた食卓は徐々に悪夢へと変わってゆく。
【作品情報】
ファミリー・ディナー
2023年12月8日(金) 新宿武蔵野館 ほか 全国ロードショー
配給：クロックワークス
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