新レクサスSUVの受注始まる トヨタ東日本岩手工場で生産

受注を開始したレクサスの「LBX」

 トヨタ自動車は9日、高級ブランド「レクサス」のスポーツタイプ多目的車(SUV)「LBX」の受注を国内で開始したと発表した。全長約4.2メートル、全幅約1.8メートルとレクサスのSUVとしては最小サイズ。走行性能や燃費性能に優れた新開発のハイブリッドシステムを搭載し、価格は460万~576万円とした。

 LBXは小型高級車を求める顧客層の開拓を狙う新車種で、大きさはトヨタの「ヤリスクロス」に近い。操舵(そうだ)や減加速などの基本性能にこだわるとともに、高級感のあるデザインを採用した。内装の色やシート素材などを約33万通りから選べるシステムも用意した。定額利用サービスの「KINTO」でも扱う。

 12月下旬に発売予定。金ケ崎町のトヨタ自動車東日本岩手工場で生産する。製造工程では花巻市の早池峰発電所(水力)の電力も活用する見通しで、地域の再生可能エネルギーを生かし脱炭素も推進していく。

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