女子サッカー「WEリーグ」開幕!6チームの選手が華やかな『X-girl』ユニフォーム姿を“聖地・国立”で披露

11日に開幕を迎える女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。

レディースストリートウエアブランド『X-girl(エックスガール))』を展開する(株)ビーズインターナショナルは、2023‐2024シーズンのリーグ所属6クラブのユニフォームを製作した。

その新ユニフォームデザインは8月に公開されているが、リーグ開幕を前に今回は各チームのWEリーガーが国立競技場に集まり、ユニフォームを着用したビジュアルを公開。

ここではモデルに起用された各チームの選手とともに、8月にお届けした新ユニフォームのデザインをあらためてご紹介したい。

マイナビ仙台レディース

マイナビ仙台レディース 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは武田菜々子選手(FW #13)、松本真未子選手(GK #16)、廣澤真穂選手(FW #20)。

ベースのデザインはブラシストロークで表現したDIY感あふれるテキスタイル・スタイル。

ホームユニフォームはマイナビブルーを基調に、風を思わせる濃淡ブルーと仙台市の花であるハギから着想を得たピンクの差し色でアクセントをつけている。

ややシェイプするラインに仙台の名将・伊達政宗の「兜の三日月」や「サッカーボールの軌道」などをイメージ。パワーとエネルギーに溢れ、躍動感を全開にしたデザインだ。

ちふれASエルフェン埼玉

ちふれASエルフェン埼玉 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは浅野菜摘選手(GK #1)、吉田莉胡選手(MF #10)、祐村ひかる選手(MF/FW #29)。

今季は2種のチェック柄を取り入れたデザインのユニフォームが登場。

肩部分にはイギリスの伝統的な織物の格子柄であるタータンチェックを配し、フットボール発祥の地やその文化に対するリスペクト、フェアプレー、伝統を大切にする想いなど、クラブのミッションに通ずる誠実さを纏う。

裾から立ちのぼるように上昇する現代的なデザインのチェックは、自然や地域からパワーをもらい、冷静にかつ確かな闘志を燃やすイメージを表現している。

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは清水栞選手(GK #1)、林香奈絵選手(DF #4)、山口千尋選手(MF #17)。

市原市、千葉市の都市部と工業地帯の建築物に触発された幾何学模様による総柄デザイン。シャープ、無骨、スマートなどクールでエッジの効いたイメージの力強さを感じる。

向かって左下に配置されたひときわ目立つ四角形は、千葉市の名物の一つである千葉ポートタワーだ。

デザインを構成するイエローは明度や色使いに差をつけた5色のパターンを使い、チームを支えるスタッフの能力の多彩さ、戦術・戦略のバリエーション、サポーターの声援など、無数の個性が合わさって一つのコミュニティを形成するクラブの力強さを表現している。

ノジマステラ神奈川相模原

ノジマステラ神奈川相模原 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは大賀理紗子選手(DF #5)池尻凪沙選手(GK #16)、川島はるな選手(MF #17)。

今季のユニフォームは幾何学模様を敷き詰め、その上を走る稲妻が対照的な印象を与えるデザイン。

稲妻の中に見えるグラフィックは相模原市の花「紫陽花(アジサイ)」に着想を得たもの。花言葉は明るさを感じさせる「団欒、和気あいあい」と、クールな「辛抱強さ、無情」という両極端な意味を合わせ持つ。

そんな花言葉のように絆・結束力・仲間の温かさと、プレーでの精悍さを同時に表現し、その一方で落雷のような稲妻で相手に脅威を与えるデザインだ。

アルビレックス新潟レディース

アルビレックス新潟レディース 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは平尾知佳 選手(GK #1)、石淵萌実選手(FW #8)、石田千尋選手(MF #18)。

日本三大花火大会の一つ「長岡まつり」の長岡花火や「新潟まつり」の花火ショーなど、大規模な花火大会が有名な新潟県にちなんだ華々しいデザイン。

ホームユニフォームは左胸のエンブレム部分を中心に爆発するようなデザインと、火花や星空を彷彿とさせる細かなドットを無数に広げ、華やかで美しいデザインに仕上げている。

チーム名の“アルビレックス”は白鳥座の星の名前が由来だが、そんなクラブにふさわしい輝きに満ちた躍動感を表現したユニフォームだ。

セレッソ大阪ヤンマーレディース

セレッソ大阪ヤンマーレディース 2023-24 X-girl ユニフォーム

モデルは百濃実結香選手(FW #13)、山下莉奈選手(GK #22)、脇阪麗奈選手(MF #28)。

ダイレクトに桜の花のイラストを落とし込んだ女子チームならではのデザイン。満開の桜の花を選手とサポーターに見立てて、全部で12個描いている。

ドットウェーブはサポーターの声援が大きなうねりとなり選手たちとともに躍動する様子を表現。ベースのデザインはトップ(男子)チームのセレッソ大阪がJ初年度の1995年に着た桜柄ユニフォームへのリスペクトだ。

昨季までのなでしこ1部リーグから新たにWEリーグに参戦するチームの“デビュー”を華々しく飾り、力を与える。そんな一着に仕上がっている。

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創設から3年目を迎える2023-24シーズンのWEリーグ。開幕節は11日と12日に開催される。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

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