千葉県松戸市の住宅玄関前で中国籍の林ギョウ潔さん（33）が暴行を受けて死亡した事件で、県警は10日、殺人事件と判断し、松戸署に捜査本部を設置した。司法解剖の結果、死因は頭部損傷による出血性ショックだった。遺体の状況などから、鈍器で数分間のうちに何度も殴られたとみられる。男2人が走って逃げたとの目撃情報があり、行方を捜査している。
捜査本部によると、林さんは頭蓋骨が骨折し、顔と両腕に多数の打撲痕があった。帰宅を待ち伏せされたとみられる。100人態勢で現場周辺の防犯カメラなどを確認するとともに、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が高いとみて、家族らから話を聞く。
