瓶詰の明治牛乳、医薬品成分検出 大阪府が4万本超回収命令

大阪府庁

 大阪府は10日、明治の関西工場(同府貝塚市)が製造した瓶詰の「明治牛乳」(180ミリリットル入り)から、牛の感染症予防などに使用される動物用医薬品の成分「スルファモノメトキシン」が検出されたとして、食品衛生法に基づき約4万5千本の回収を命令した。府によると、健康被害の報告はない。

 回収対象は、宅配専用で賞味期限が13日の製品。西日本を中心に全国の個人宅などに流通したとみられる。

 大阪府岸和田保健所が6日、年間検査計画に基づいて関西工場から提供された製品を調べたところ、微量のスルファモノメトキシンが検出された。この成分を含む注射剤が牛に使われることがあるという。

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