公道で違法レース、20人を逮捕

今月は世界ラリークロス選手権、マカオ・グランプリという国際的カーレースを控えているが、そんな折、香港で公道を使った違法レースが摘発された。11月8日の香港メディアによると、香港警察は過去2カ月間に新界地区で違法レースの摘発を強化。新娘潭路、●錦公路、屯門公路、吐露港公路などの違法レース多発地点で撮影機械や覆面パトカーを使って違法レースとみられる10件の事案を捜査し、20~60歳の香港人男性20人を逮捕した。このうち9件は21台の自家用車がかかわっていて、もう1件はオートバイ2台によるものだった。自家用車の中には時速50キロ制限の道路にもかかわらず120キロで走行していた車両や、80キロ制限の道路で168キロを出していた車両もあったという。11月7日早朝に逮捕されたドライバーのうちすでに6人が危険運転や第三者保険無加入などの容疑で起訴された。逮捕者の職業はビジネスマン、技術者、シェフなどさまざまだが、現役あるいは元レーサーはおらず、賞金やとばく行為、組織犯罪によるものではないとみられている。香港では時に公道で違法レースが繰り広げられ当局でも随時摘発を行なっているが、過去にはマカオ・グランプリに出場経験のあるプロレーサーが参加していたこともあった。【●=草かんむりに全】

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