埼玉で交通取り締まり強化へ 5日間に5件の死亡事故、ほぼ交差点で発生…多発警報を発令、右折と左折どちらが死者多いか 注意すべきポイントは

埼玉県が交通死亡事故多発警報を発令

 埼玉県内で3~7日の5日間に5件の交通死亡事故が発生したとして、島田繁県民生活部長は10日に交通死亡事故多発警報を発令した。期間は19日まで。県警や市町村、関係機関と協力し集中的に対策を行う。

 県防犯・交通安全課によると、5件中4件は交差点での事故。車が右折時に自転車や高齢の歩行者と接触したという。また、2件では二輪車のドライバーが死亡した。

 同課によると、警報発令は今年4回目。今年の交通事故死亡者は7日までに前年比5人増の97人で、二輪乗車中では同比11人増の31人に上った。死者の約半数が65歳以上の高齢者だった。同課の担当者は「思いやりやゆとりを持ち安全運転をお願いしたい」と話した。

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