近畿地方で「木枯らし1号」 北日本を中心に暴風警戒

 きょう11日(土)午前、近畿地方で木枯らし1号が吹いたと発表された。近畿地方は昨年より2日早い発表だ。
 日本付近は強い冬型の気圧配置となっていて、北日本の日本海側を中心に北寄りの風が強まっている。北海道では暴風警報の発表されている所があり、暴風に警戒が必要だ。
 また、近畿地方では午前10時までの最大瞬間風速は大阪で北の風10.8メートル、滋賀県彦根市で北西の風16.1メートルなどを観測している。東京都心でも北西の風16.5メートルの最大瞬間風速を観測しており、西日本や東日本でも強風に注意が必要だ。

木枯らし1号とは

 木枯らし1号の発表があるのは、東京地方と近畿地方のみ。東京地方の木枯らし1号は10月半ばから11月末の間、また近畿地方の木枯らし1号は二十四節気の霜降(10月23日ごろ)~冬至(12月21日ごろ)に、西高東低の冬型の気圧配置となり、最大風速8メートル以上の北よりの風、という条件を概ね満たした最初の日に発表される。

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