政府は11日、予算執行の無駄や事業効果を外部有識者が公開点検する「秋の行政事業レビュー」の議論を東京都内で始めた。10のテーマを巡り12日まで2日間の日程で実施。新型コロナ関連事業や、国が中長期的な政策推進のため積み立てている基金の一部などが対象となる。
河野太郎行政改革担当相は冒頭のあいさつで「現在の財政状況を踏まえると、限られた資源をいかに有効に使うかを考えなければいけない」と強調した。
初日は新型コロナ対策の持続化給付金や雇用調整助成金の効果を検証。終了予定時期を明示していない農業支援の二つの基金などを取り上げる。
検証結果は事業見直しや今後の政策に生かす方針だ。