香れ文化、生姜町映画祭 「しょうが市」とタッグで初開催

生姜町映画祭への来場を呼びかける高橋大さん

 「生姜(しょうが)町映画祭」は11日、盛岡市南大通の杜陵老人福祉センターで初めて開かれる。大正時代に生姜町(現在の肴町から八幡町)に盛岡初の映画館が開館した歴史があり、有志による実行委(高橋大委員長)が企画した。市内31店舗が参加する「盛岡しょうが市」(11~26日)とタッグを組み、地域を盛り上げる。

 上映作品は地域や食にちなんだドキュメンタリー。秋田の伝統野菜・沼山大根を題材とした「沼山からの贈りもの」(午前10時)と、早池峰山の麓を舞台にした「タイマグラばあちゃん」(午後2時半)を無料で上映し、午後1時からは「生姜町と映画」をテーマに茶話会も開く。

 しょうが市は今回で3回目となり、各店がショウガを使った限定メニューを提供する。11日は映画祭会場近くの「御幸(みゆき)新道」で飲食や買い物を楽しめる感謝祭を開催。映画の整理券も配布する。

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