ヤンキース・トーレスとRソックス・バーデューゴがトレードか?

レッドソックスとヤンキースはMLBを代表するライバル関係の2チームであり、この2チーム間でトレードが行われることはめったにない(地区制導入の1969年以降で7件だけ)。しかし、「WEEI」のロブ・ブラッドフォード記者によると、正二塁手不在のレッドソックスは今オフの補強ターゲットとしてグレイバー・トーレス(ヤンキース)に狙いを定めているようだ。ヤンキースは左打ちの外野手を欲しており、アレックス・バーデューゴとのトレードに発展する可能性もある。

現在26歳のトーレスはメジャーデビュー前の2016年7月にアロルディス・チャップマンの交換要員4人のうちの1人としてカブスからヤンキースへ移籍。2018年にデビューしていきなり24本塁打を記録すると、翌2019年には38本塁打を放つなど、ヤンキースの正二塁手として活躍してきた。今季は自己最多の158試合に出場して打率.273、25本塁打、68打点、13盗塁、OPS.800をマーク。ブラッドフォード記者によると、レッドソックスは今夏のトレード・デッドラインの時点でトーレス獲得に興味を示していたという。

レッドソックスがトーレスを獲得する場合、有力な交換要員として浮上するのがバーデューゴだ。レッドソックスにはバーデューゴ以外にも吉田正尚、ジャレン・デュラン、ウィルヤー・アブレイユと左打ちの外野手が揃っており、1年後にFAを控えるバーデューゴは今オフのトレード要員に挙げられている(トーレスも1年後にFA)。

現在27歳のバーデューゴは今季142試合に出場して打率.264、13本塁打、54打点、OPS.745を記録。打率3割&20本塁打を期待できるポテンシャルを持つ選手ではあるものの、そのポテンシャルをなかなか発揮できず、伸び悩みが続いている。球界屈指の強肩を誇り、今季は右翼手として12補殺、守備防御点+9をマークした。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは今オフ、外野手を2人(できれば左打ち)を獲得したい意向を示しており、その補強ポイントに合致する選手である。

二塁手が欲しいレッドソックスと左打ちの外野手が欲しいヤンキース。トーレスとバーデューゴのトレードはお互いの補強ポイントに合致するが、果たしてMLBを代表するライバル関係の2チームによるトレードは成立するのだろうか。

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