宇都宮で「ご近所フェスタ」開催 5自治会が連携し多世代が交流 射的や綿あめの販売も

地域住民が交流した「ご近所フェスタ」

 【宇都宮】地域のつながりを強め自治会を活性化させようと、西地区の5自治会が連携し、西3丁目のもみじ図書館とキクヤ駐車場でこのほど、「ご近所フェスタ」を開催した。高齢者から子どもまで地元住民が集まり楽しんだ。

 連携したのは一条町三丁目、二条町中部、二条町南部、三条町南部、四条町南部の近隣同士の5自治会で、連携して事業を行うのは初めて。多世代が顔を合わせる機会をつくろうとフェスタを企画。持続可能な自治会を目指す実証実験事業として実施した。

 図書館内に交流コーナーを設置。高齢者から子どもまでがお茶などを飲みながら、会話を楽しんだ。屋外では射的や綿あめの販売、抽選会、演奏会などを実施。子どもたちも手伝い、交流した。

 若者の参加を促すため、企画には各自治会の若手会員がワーキンググループを組織し携わった。自治会会員数が減少する中、連携することで若者の人数が増え、実施できることが増えるなどのメリットもあったという。リーダーの岩井俊宗(いわいとしむね)さん(41)は「たくさんの方に来ていただき、多世代の交流が進んだ。検証して今後について検討したい」と話している。

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