上田綺世、フェイエノールトで控えの理由を説明 「プレーのレパートリーを増やしていかないとフィットするのは難しい」

この夏にフェイエノールトに移籍した日本代表FW上田綺世。

メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが大暴れしていることもあり、ここまで1ゴールに留まっている。

そうしたなか、上田は日本語でクラブ公式インタビューに応え、様々な質問に答えた。

そのやりとりがこちら。

・ロッテルダムでの生活はいかがですか。

ベルギーの街はちっちゃくて綺麗な街だったんですけどまロッテルダムの方が大きいですし、生活はしやすいですね。

・フェイノルトに移籍してから早く新しい環境になれるようにチームからどのようなサポートがありましたかスムーズになじめましたか。

そうですね、あの移住環境もそうですし、すごい手厚くサポートしていただきました。

・今は日本語で話していますがクラブではどうやってコミュニケーションを取っていますか。

多少の受け答えぐらいはできるので、そういう会話とかボディランゲージでコミュニケーションをとっています。

・英語の勉強はすでにしていますか

少しずつ。少しずつっていうか継続的にしています。

・9月3日のユトレヒト戦でフェイノールトの選手として初ゴールを決めましたがどのような気持ちでしたか。

ホッとしましたね。何試合か出てチャンスもあって決めれないっていうのが続いてたのでホッとしました。

・フェイノールトのストライカーとして何が求められていますか

やっぱりボールを持つ時間も長いですし。色んな引き出しというか選択肢を持ったプレーを求められるなっていう印象が今のところあって。何かに特化してるっていうのも大事なんですけど、色んなプレーができるっていうそういうプレーのレパートリーを増やしていかないとなかなかフィットするのは難しいなとは思ってます。

・サンティアゴ・ヒメネス選手という強力なライバルがいます彼をストライカーとしてどう見てますか。

彼は僕に持ってないものをたくさん持ってると思います。現に数字もそうだし、やっぱりプレーを見ててもポジショニングひとつ、駆け引きもそうだしやっぱりすごい優れてる選手だなと思います。

・ヒメネス選手は上田選手から何を学んでいると思いますか。

(笑)ちょっとわかんないですけど、僕はやっぱり彼がなんでこんなに点をとれるかなっていうのを分析しながら彼を見てるつもりですし。

その理由が全部は全部分からないですけど彼が常にどういうことを考えてプレーしてるのかとか、フェノエノールトの形の中で彼がどういう風に自分の武器だったりとかゴール前の動きっていうのをどういう風に作り出しているのかなっていうのは僕はすごい注意して見ているし、学べるところはたくさんあると思っています。

・日本代表戦で足を負傷してヘーレンフェーン戦やセルティック戦などを欠場しました。ヒネネス選手が出場停止でプレイできなかったセルティック戦の欠場は重く感じたと思いますが、その失望はどう対処しましたか。

いや出たかったですよね、やっぱり。正直、怪我をしてでも僕は出ようとしてたんですけど、怪我したのは自分が悪いんで、そこはでも落ち込んでもしょうがないところだていう風に自分で切り替えて。

・アトレティコ・マドリー戦でCLで初めて先発出場しましたが、それを振り返ってどう思いますか。

(文頭が聞き取れず)貢献できたら良かったなっていうのもありますし、得点もそうだし、もっともっとフェイエノールトの力に慣れたら良かったなと思います。

・チャンピオンズリーグは夢でしたか。

もちろんです。もう小さい頃から見てるんで。そのチャンピオンズリーグに出れたこと自体はすごい幸せでした。

・移籍して3月間が立ちますがどのような成長を感じていますか。

さっきも話したよう色んなことが求められるし、僕がいままでプレーきていなかったこととか、それはセルクルでもそうでしたけど。チームが変わって僕にないものを求められることもやっぱ多くあるので。そういうところにトライできるっていうのは、すごく選手としても成長できる部分かなと思ってるし、そこにトライしています。

・そのセルクル・ブルッヘとフェイエノールトの活動での違いは。

やっぱりフェイエノールトとビッグクラブですし、施設も全くセルクルとは違いますし。選手ひとりひとりに対するアプローチとか。あとはトレーニング内容もそうだし、そのテクノロジーもフェイエノールトの方が進んでるしやっぱり熱心に。熱心にというか、色んなこうなんていうかテクニカルにいろんな角度からジムトレーニングもそうだし、しているなっていう印象があって。チームの流れがあっていうのは同じですけど、やっぱそこが全然違うかなと思います。

・フェイエを間近に体験していますがどのようなクラブでしょうか。

まずベルギーリーグとオランダリーグ自体がファンの熱量だったりとか、スタジアムの収容人数自体もどこのスタジアムも多分ベルギーのチームより大きいし人も入るしっていう中でも、やっぱりフェノールのサポーターはすごい。それも熱く感じるし。ビッグクラブだなっていう感じるところがそういう面でも多く感じますね。

リーグの中での立ち位置もはいま優勝争いするし、試合中の流れもボールをずっと握ってゲームをコントロールしてっていう試合が多いと思うんですけど。それは僕が今まではなかなかこう感じなかった部分だったので。今はなかなか試合出れないんですけど、もっと貢献していきたいなっていう気持ち。

・最後に今現在フェイエでの目標を教えてください。

やっぱり出場時間を勝ち取ること。あとはチームが今後あの勝ち取っていく結果に対して自分が大きく貢献できることが今ひとつ目標ですし、そこに向か向けてひとつずつステップアップしていけたらいいかなと思います

ボールを持ってプレーするフェイエでは、今まで以上にプレーの幅が求められているとのこと。

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実際、これまで得意とはいえなかったポストプレーも向上しつつあるが、そういった影響もあるようだ。FWとしてのプレーの幅を広げていかないとチームにフィットできないとも感じているとのこと。

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