もし鳥インフルエンザが発生したら 京都府中丹広域振興局が訓練

防護服の正しい着方を確認する府中丹広域振興局の職員(福知山市長田野町・長田野体育館)

 高病原性鳥インフルエンザの発生に備えた京都府中丹広域振興局の訓練がこのほど、福知山市長田野町の長田野体育館周辺であった。職員約100人が防護服の着脱や全身消毒など初動対応を確認した。

 市内の養鶏場で発生したとの想定で体育館に対策本部を置き、現地に職員を派遣するまでの流れを実践。体温や血圧を測った後、感染防止対策として防護服に着替え、2人一組で手袋や長靴との隙間をテープを貼って埋めた。ゴーグルやマスクの装着方法も学んだ。

 府中丹家畜保健衛生所の西井義博所長は「渡り鳥の飛来シーズンに入ったので、養鶏業者には防鳥ネットの点検や消毒の徹底などを改めて呼びかけたい」と話していた。

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