狭いところが大好きな猫ちゃん。寒い時期に鍋の中に入って身を丸める様子は「ねこ鍋」として知られており、飼い主としても一度拝んでみたい姿です。そんなとき「鍋型遠赤外線ヒーター」を発見…!
電源を入れるだけでポカポカ、猫が丸くなって「猫鍋」が完成するらしい?部屋に実際に置いてみた猫ちゃんの反応を、詳しくレポートします!
【NYANTA CLUB】遠赤外線ホッとヒーター 猫鍋
オンラインモールで注文した「NYANTA CLUB 遠赤外線ホッとヒーター 猫鍋」が届きました。
箱を部屋に置いておいたら、家族が「これ何?」と興味津々。初見だと電気調理鍋と見間違うかもしれません。
「NYANTA CLUB」は、日本のペット用品メーカー「マルカン」の猫用品ブランドです。
箱の下側に、この商品の特徴がわかりやすくイラストでまとめられていました。
コードやプラグも安全設計で、汚れにくく手入れも簡単です。
「ママの体温設定」とのことで、温度は母猫の体温・38℃を基準にしているそう。
温度は自動制御してくれますが、ペットでも低温やけどのリスクがあります。特に子猫ちゃんやシニア猫ちゃん、療養中の猫ちゃんなどの場合は、こまめに状況をチェックしてあげてくださいね。
どれぐらいの鍋サイズ?さっそく開けてみた
猫鍋をさっそく開封してみました。
基本的なスペックは以下の通りです。
・サイズ 幅38×奥行38×高さ8cm
・コードの長さ 1.5m
・重さ 780g
・本体の材質 ABS樹脂
・マットの材質 TPR(熱可塑性ゴム)、アクリル
・電気代 1日8時間使用する場合、約3.3 円
パーツや鍋ヒーターの細部はこんな感じ
人間用のミニこたつや小型ヒーターのような商品を想像していましたが、やはりしっかりペット用の設計。
まずコードが独特です。
普通の電化製品よりも太めで、しっかりカバーされています。
これならガジガジ攻撃やじゃれあう遊びなどでの被害を受けにくいですね。
底面にはすべり止めが6カ所付いており、ひっくり返ったり動いたりする心配がありません。
底面にはPSEマークも発見。当然といえば当然ですが、電気用品安全法に適合し、安心して使える商品の証です。
専用マットは表面が圧縮フェルト風、裏面がゴム素材でした。
めくれたり外れたりすることもありません。
どこかに電熱線のようなものが見えるのかなと予測していましたが、底は全面プラスチックでなめらかです。
コードの根元に小さなランプが付いており、電源状態が確認できますよ。
コンセントを入れて待つだけ!果たして念願の猫鍋は完成するのか?
それでは電源を入れて、猫ちゃんの反応や様子を見てみましょう。
電源ボタンのようなものはなく、プラグの差し込みでヒーターがオンになります。
あとはマットを敷いておくだけ。
間もなくわが家のキジトラがやってきました。
初めて見た猫鍋にはあまり興味を示さず、飼い主を見上げて「遊んでくれ~、なででくれ~」とアピール。
少しかまってから離れて様子見してみましたが、登場初日の昼には結局中に入りませんでした。
猫ちゃんの反応をたっぷりお届けします
そして気温が下がったその日の夜、初めてキジトラが入っているのを確認。
「むむ、なんだか下がポカポカ…?」と言っているようないないような。
さらに翌日の朝には、長時間ここに入っていました。
どうやら居心地よく、気に入ってくれたようです。
ちょこんと香箱座りで、まだ眠そうな素振りはありません。
「ちょっかいをかけてみたら出てくるかな?」と、飼い主は声かけや誘導を試してみましたが全部ガン無視されて、鍋の中でしばらくお行儀よく座っていました。
ぬくもりを満喫しているようです。
その日の晩にはもうこんな感じに
夜になるとまた、鍋で過ごしていました。
鍋の猫耳の部分があごを乗せるのにちょうど良さそう。朝とは違い、完全にリラックスモードで大あくびです。
あくびの後にはびよーんと伸びました。
猫鍋の魔力に取り憑かれたように、丸くなり始めました。
猫鍋で1日過ごした後に出来た‟とろとろ”の猫ちゃんがこちらです
昼は別の場所で過ごすことが多いのですが、朝と晩が猫鍋のゴールデンタイムとなりました。
1日煮込んだ猫鍋は、もうすっかりとろとろに。
丸くなって眠ったり、変なポーズで毛づくろいを始めたりと、キジトラは鍋の中ですっかり油断しています。
温かさのおかげか、ときどき垣間見える肉球のピンクも、いつもより濃いめに感じます。
飼い主がパシャパシャとシャッターを切っているのもお構いなし。
ある日の晩、隣で人間の子どもがレゴブロックの入ったカゴを掻きまわしており、音がかなりうるさいのですが、キジトラは猫鍋の中でうっとりねむねむしていました。
すっかり猫鍋の具材となり、よく煮込まれていました。
「遠赤外線ホッとヒーター 猫鍋」に出会った猫ちゃんの様子をレポートしました。
「猫はこたつで丸くなる」生き物ですが、わが家では猫の抜け毛が付いて厄介なので、こたつは諦めていました。その点、猫専用の鍋なら姿も見えて安心です。
わが家のキジトラの場合、1日で新しい居場所に確定でした。
(mimot.(ミモット)/ ユキッ先生)