“全社王者”FC刈谷ら5チームの敗退が決定…関東1部から全3チームが決勝R進出も?【Road to JFL/地域CL1次ラウンド第2節】

JFLへの道のりは過酷...5チームの敗退が決まった[写真:©超ワールドサッカー]

11日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)1次ラウンドの第2節が各会場で行われた。

日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが4チームずつの3会場(宮崎/A組・宮城/B組・滋賀/C組)に分かれて戦う1次ラウンド。各組1位の3チーム、各組2位の中で成績上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンドへ進む。

◆Aグループ
ヴェロスクロノス都農(宮崎県/九州1位)
VONDS市原FC(千葉県/関東1部1位)
栃木シティFC(栃木県/関東1部2位/百年構想枠)
FC徳島(徳島県/四国1位)

都農 1-3 栃木シティ
昨日の初戦でVONDSに敗れて勝ち点「0」の都農と、4-1とFC徳島を撃破し「3」の栃木。都農は22分、FW鈴木将馬がロングボールに抜け出して先制点も、栃木は38分、カウンターからFW戸島章のゴールで同点とする。

迎えた60分、栃木は右CKの流れで前線に残っていたDF増田修斗が二次攻撃からヘディング弾。さらに88分、FW田中パウロ淳一のPK弾で追加点。3-1と逆転勝利の栃木は勝ち点「6」とした。

VONDS 2-0 FC徳島
勝ち点「3」VONDSと「0」FC徳島。VONDSは30分にMF川田拳登の右足ミドルで先制し、54分には左CKからDF渡辺広大がヘディング弾で追加点。2-0と勝利し、勝ち点は「6」に。まずは栃木とともにグループ2位以上を確定させた。

この結果、都農とFC徳島は1次ラウンド敗退が決定している。

順位表(第2節まで)
1.栃木シティ「勝ち点6」+5「総得点7」
2.VONDS市原「勝ち点6」+3「総得点3」
2.都農「勝ち点0」-3「総得点1」(敗退決定)
4.FC徳島「勝ち点0」-5「総得点1」(敗退決定)

◆Bグループ
FC刈谷(愛知県/東海1部2位/全社枠1)
ブランデュー弘前FC(青森県/東北1部1位)
福山シティFC(広島県/中国1位)
wyvern(愛知県/東海1部1位)

刈谷 2-3 福山
弘前とドローで勝ち点「1」発進の刈谷、wyvernに5発大勝で「3」とする福山。1-1で迎えた61分、福山はFW高橋佳のヘディング弾で勝ち越すも、直後の64分、刈谷もMF大友千裕のゴールで同点とする。

決勝点は80分。福山は途中出場MF角田薫平がゴール前での混戦からこぼれ球に反応し、右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだ。この結果、福山が勝ち点「6」とした一方、全社王者・刈谷は「1」から積み上げれず、1次ラウンド敗退が決まった。

弘前 0-1 wyvern
勝ち点「1」弘前と「0」wyvern。地域CL初出場のwyvernは59分、敵陣深くで弘前DFからボールをかっさらい、最後はゴール前でDF谷口祐亮がシュート。これが決まって決勝点となった。記念すべき地域CL初白星を挙げ、勝ち点「3」として決勝ラウンド進出へ希望を繋いでいる。

この結果、敗れた弘前は刈谷とともに1次ラウンド敗退が決まった。

順位表
1.福山「勝ち点6」+4「総得点8」
2.wyvern「勝ち点3」-2「総得点3」
3.刈谷「勝ち点1」-1「総得点4」(敗退決定)
4.弘前「勝ち点1」-1「総得点2」(敗退決定)

◆Cグループ
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県/関西1部1位)
福井ユナイテッドFC(福井県/北信越1部1位)
ジョイフル本田つくばFC(茨城県/関東1部5位/全社枠2)
BTOP北海道(北海道/北海道1位)

和歌山 0-0 つくば
福井とドローで勝ち点「1」の和歌山と、10年ぶりの地域CL初戦でBTOPに勝利し「3」とするつくば。つくばは勝てば決勝ラウンド進出に大きく前進する一戦だったが、0-0で決着。和歌山は2試合連続のゴールレスドローとなった。

福井 2-1 BTOP
勝ち点「1」発進の福井と「0」BTOP。福井は49分、MF阿部真拓がボックス手前から豪快な左足スーパーショットを叩き込み先制。さらに71分、右CKの流れから二次攻撃を展開し、最後はMF北川滉平のヘディング弾で追加点を決める。

BTOPも試合終盤の89分、福井を右サイドから崩して最後はDF文炯晶の右足弾で一点差に。しかし、これ以上の反撃は叶わず、福井が2-1で勝利。2年連続2回目の地域CL出場となったBTOPだが、昨年同様、1試合を残して1次ラウンド敗退が決まった。

順位表
1.つくば「勝ち点4」+1「総得点3」
2.福井「勝ち点4」+1「総得点2」
2.和歌山「勝ち点2」±0「総得点0」
4.BTOP「勝ち点0」-2「総得点3」(敗退決定)

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