白石町ふるさと大使、旭大星さん再任 大相撲九州場所での活躍誓う 佐賀県

田島健一町長(左)からふるさと大使の委嘱状を受け取る旭大星さん=白石町役場

 白石町は6日、大相撲力士の旭大星(きょくたいせい)さん(34)を町のふるさと大使に再任した。父が白石出身で祖父は福富地域在住という旭大星さんは「早く関取に戻り、しろいしみのりちゃんの化粧まわしがつけられるよう頑張る」と約束した。

 旭大星(本名・大串拓也)さんは北海道旭川市出身。大島部屋所属で2008年に初土俵、14年に新十両、新入幕の18年夏場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞した。最高位は前頭8枚目。左ひざの大けがで連続休場し、序ノ口まで落ちたが、復帰後は6場所連続勝ち越しで復調しており、12日からの九州場所は西幕下35枚目で臨む。

 3年間の任期を迎えたため大使を再任した。町役場であった委嘱状交付式では田島健一町長が「町民も全力で精いっぱい応援する。全国の白石ファンの架け橋になって」と要請。町は年に数回、大島部屋に白石産品を送っており、交流サイト(SNS)でも白石をPRしている旭大星さんは「レンコンは部屋でも大人気」とお礼を述べ「大使の名に恥じないように頑張る」と誓った。(小野靖久)

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