「静岡に優勝旗を」「自分たちのスタイル貫き一戦必勝で」3度目の日本一目指し全国の舞台へ!静岡学園イレブン&指揮官コメント【高校サッカー選手権静岡県大会決勝】

第102回全国高校サッカー選手権静岡県大会の頂点に輝いたのは、今夏インターハイ県王者の静岡学園。大会最多優勝を誇る藤枝東との“伝統の一戦”を制し、14回目の全国選手権切符をつかみ取ったイレブンと指揮官の喜びの声を集めました。

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⚽GK①中村圭佑主将(3年)
自分たちは全国で日本一を獲るという目標で1年間ずっと積み上げていたので、まず静岡県を突破できたことは本当にうれしい。(接戦となった決勝戦は)後ろがやることは、本当に耐えて、前が点取ってくれるの待つことだけだと思うので、(ディフェンス陣には)常に「粘るぞ」と声を掛け続け、それを体現できたと思う。(全国に向けて)まだ隙のあるところもあるので、そこを練習から、試合と同じ強度ぐらいの気持ちで取り組んで、隙を減らせば、全国でも勝負できると思います。日本一を目標にぶれずにやっていきたい。

⚽DF②井口晴斗(3年)
幼い時から高校サッカーを見てきて、高校3年間、選手権に出るためにやってきた。その舞台に立てられることはよかった。全国の舞台では自分たちのスタイルを貫いて1戦必勝で。

⚽DF⑬野田裕人(2年)
日本一を新チーム立ち上げから目指して、その通過点としてとして県大会があるが優勝できてよかった。インターハイではふがいない試合をしてしまい、苦しい思いをしたが、そこからみんなでもう一度チームを作り直して、意識も変えて、いまいい状態でここまで来ているので、あとは優勝するだけだと思っている。

⚽DF⑲吉村美海(3年)
チーム力が厳しい静岡県大会を勝ち抜けた一番の要因。全国では技術、スピードで、すべてで圧倒して勝ちたい。目標は優勝。

⚽DF㉔水野朔(3年)
監督からは「(相手FWの)植野くん相手に勝てば価値が上がるぞ」と言われ、気合を入れることができた。1点獲られた時も「前線なら獲ってくれる。大丈夫だ」という安心感があり、焦らず試合を進めることができた。チームに貢献して、日本一を獲りたい。

⚽MF⑩高田優(3年)
苦しい試合だったが勝ててよかった。始まる前から簡単に勝てる大会ではないと話していた。その中でも普段出ていない選手も出て、1試合1試合やる中で成長できたのはよかった。(全国では)もちろん自分自身のアシストや得点も欲しいが、一番はチームが勝つこと。目指すところはもちろん日本一。観客に魅力的な、ワクワクさせるようなプレーをしたい。

⚽MF⑫岩本燿太(3年)
静学らしいサッカーを前半から展開することができた。守備に関しても強度高くいくことができ、後半にさらにギアをあげ、球際を激しくいくことができた。ただ、後半に足が止まってきたのが課題。1戦必勝を大切にし、しっかりと準備したい。

⚽MF⑭森﨑澄晴(3年)
全国はいろいろな人が見る。また観ている人を魅了することがサッカーの醍醐味だと思うので、静学スタイルで楽しみながらできたらと思う

⚽MF⑯田嶋旦陽(3年)
藤枝東もすごいテクニックがあるチームで、気持ちでどっちが勝つかという部分が勝敗に大きく響くと感じたので、準決勝の時よりもチーム全体が気合を入れて臨めたことがよかった。インターハイは初戦敗退なので、その悔しさをバネに、静学らしさを出して、静岡に優勝旗を持ち帰りたい。

⚽全国切符を手繰り寄せた決勝ゴール FW⑮宮嵜隆之介(3年)
思ったよりも相手に攻められていたので1点にこだわった。(決勝点の場面は圧力をかけてくる)相手ディフェンスをかわしてからのシュートを意識した。正直めちゃめちゃうれしい。静学で全国優勝した代を見て入学したので、できるだけそのチームに近づいて優勝狙っていきたい

⚽決勝戦で1ゴール1アシストの活躍 FW⑦庄大空(3年)
自分の持ち味はドリブルで相手をはがしていくこと。3年間、身に着けてきたものを出そうと仕掛けることを意識した。FWというのは点を取るポジションなのでFWが点を取ってチームを勝たせるようにしたい。その結果(県大会で)3点取れたことはよかった。全国ではもう 1 段階レベルアップして、静岡県大会よりもいいパフォーマンスが出せるよう練習から努力したい。

⚽川口修監督
(決勝戦は)藤枝東の守備の強度が非常に高く、われわれはちょっと前に急ぎすぎて、ボールロスが非常に多く、そこでショートカウンターを喰らう場面が非常に多かった。決勝戦は負けたら終わり、勝てれば全国大会ということで、みんなが身を粉にして、全身全霊をかけて戦うので、あのなかなか自分たちが試合をコントロールできたゲームではなかった。

(インターハイ以降)けが人が本当に多く、9月のプレミアリーグの時はボロボロで何もできなかったが、そこから、けが人のところを埋めた選手が経験を積み、そこからまたチーム作りが始まり、その経験がグーンと上がり、選手権で何とか間に合った。(2得点に絡んだ)庄や宮嵜はBチームから上がってきた選手、活躍してくれて非常によかった。大きな穴を埋めた選手が結果を出した時は、非常にチームがいい状況。正直、優勝はなかなか難しいと思っていたが、選手たちが静学の伝統、チームのストロングを出しながら頑張ってくれて、優勝という結果を出してくれたことが本当にすばらしい。

チームはまだまだ全然完成されてないし、けが人が復帰してくる。さらに強いチームになるし、おもしろいゲームができるようになるかなと思っている。静岡県を背負って、静岡県の代表で戦う経験もなかなかない。全国の舞台で経験を積むことでドンドン、選手はレベルアップしていくので、非常に楽しみにしている。

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