「一の酉(とり)」の11日、家内安全や商売繁盛を祈願する恒例の「酉の市」が、金刀比羅大鷲(ことひらおおとり)神社(横浜市南区)で開かれ、家族連れなどでにぎわった。
縁起物の熊手を扱う露店が軒を連ね、買い求める参拝客らがずらりと並んだ。小判や米俵で華やかに飾りつけられた熊手が買われるたびに、「商売繁盛、商売繁盛、商売繁盛」「家内安全、無病息災」と威勢のよい掛け声が響いた。
個人事業主の男性(76)は「この2~3年が一番苦しい時期だった。11月11日の今日は1がそろって縁起もいい。神頼みじゃないけど、商売がうまくいくことを願っている」。買い物に訪れた女性(72)は「今年は戦争も起き、国内も貧困など多くの問題があった。健康で穏やかに過ごせるように」と願っていた。
「二の酉」は23日。