【京都6R】ロードアヴニールが絶望的な不利からまさかの差し切りV

11月11日、京都6R・3歳以上1勝クラス(ダ1800m)で、ロードアヴニール(牡3・栗東・野中賢二)が、1コーナーでの絶望的な不利から巻き返して見事な差し切り勝ちを収めた。

最後まで諦めない根性を発揮

問題の場面はスタート直後の最初の1コーナー。スタートで後手を踏んだロードアヴニール。その前をいくクープラン(牡5・栗東・藤沢則雄)が躓くアクシデントで、鞍上の森裕太朗騎手が落馬した。その煽りを受けるように外へ回避するも、そのままカラ馬に引っ張られるように、外ラチ沿いまで持って行かれる絶望的な不利を受けた。

向こう正面では当然最後方。それでも勝負どころでは馬群に取りつけて行き直線勝負の大外から差し脚を伸ばすと、馬場の真ん中から豪快な差し切り。絶望的な展開にも人馬ともに最後まで諦めることなく、まさかの差し切りに場内は響めいた。

ロードアヴニール 4戦2勝
(牡3・栗東・野中賢二)
父:ドゥラメンテ
母:ヴィーヴル
母父:ディープインパクト
馬主:ロードホースクラブ
生産者:ケイアイファーム

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