ミランは11日、セリエA第12節でレッチェとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。
前節ウディネーゼにウノゼロ敗戦を喫した3位ミラン(勝ち点22)だったが、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦では起死回生の逆転勝利を飾った。そのPSG戦のスタメンから3選手を変更。負傷したプリシックに代わって右ウイングにはチュクウェゼが入った。
6試合勝ちのない13位レッチェ(勝ち点13)に対し、ジルー、レオン、チュクウェゼの3トップで臨んだミランは、8分にアクシデント。スルーパスを受けるべくスプリントしたレオンが右ハムストリングを痛めてプレー続行不可能となりオカフォーが投入された。
それでも14分にボックス内からポベガがGK強襲のシュートを放ったミランが優勢に立つと、28分に押し切る。
テオ・エルナンデスがボックス左深くまで侵入して鋭いクロスを入れると、ジルーが身体で押し込んだ。
さらに36分、ロングカウンターに転じた流れからラインデルスが持ち上がってボックス内へ。放ったグラウンダーのシュートはGKファルコーネの守備範囲だったが、股間を抜けてネットを揺らした。
追加点を奪ったミランは39分にもラインデルスに決定機が訪れたが、ここはGKとの一対一を仕留めきれず。直後のピンチをGKメニャンがファインセーブで凌いだミランが2点のリードで前半を終えた。
迎えた後半はミランが試合をコントロールして時間を消化。しかし66分に1点を返される。CKの流れからサンソーネに決められた。
ここからレッチェの攻勢を許すと、70分に同点とされる。ムサのボールロストからショートカウンターを受け、最後はバンダに決められた。
終盤にかけても劣勢のミランは85分にサンソーネのヘディングシュートがポストに直撃してヒヤリとした中、追加タイムにジルーが2枚目のイエローカードを受けて退場に。
そしてラストプレーでピッコリにスーパーなロングシュートを決められるも、VARが入ってファウルがあったとしてゴールは取り消しに。
最後は助かったミランがあわや逆転負けという土俵際に追い込まれた中、PSG戦の快勝を生かせず痛いドローに終わっている。