【栃木】市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)をテーマとした「第12回歌麿まつり」が11日、蔵の街大通りなどの市中心部で始まった。この日は目玉の「歌麿道中」が行われ、訪れた人を魅了した。
市民団体「歌麿を活(い)かしたまちづくり協議会」が主催。歌麿道中には花魁(おいらん)やカムロ(子役)などの衣装に身を包んだ14人が出演した。塚田歴史伝説館前の遊歩道を歩いたり、遊覧船に乗ったりして歌麿が描いた世界を再現。川沿いには多くの観光客が集まり、写真を撮るなどして楽しんでいた。
群馬県伊勢崎市本町、主婦岡田(おかだ)とみ江(え)さん(73)は「背景の蔵の雰囲気なども素晴らしく感動した」と話した。
祭りは26日まで行われ、市民劇「歌麿夢芝居」の上演(25、26日)などが行われる。