きらめく佐野の夜 出流原弁天池などライトアップ開始

色鮮やかに彩られている出流原弁天池周辺

 夜間に栃木県佐野市内の観光名所をライトアップする「市観光スポットライティング」が10日、出流原町の出流原弁天池と磯山弁財天で始まった。

 市や市観光協会による「夜の市内観光」を促す初めての試み。弁天池と弁財天で10~12日と17~19日の6日間行った後、富士町の唐澤山神社と唐沢山城跡でも25、26日、12月2、3日の4日間実施する。

 この日は弁天池で点灯式も行い、金子裕(かねこゆたか)市長や川嶋嘉一(かわしまかいち)議長らが出席した。金子市長は「多くの人に夜の佐野市を楽しんでもらえれば」とあいさつ。出席者が一斉に点灯スイッチを押すと、池の周辺で青やピンク、赤など色とりどりの発光ダイオード(LED)が点灯し、幻想的な風景をつくり出した。

 訪れた人は、昼間とはひと味違う弁天池や弁財天の風景に見入り、写真撮影などを楽しんでいた。

 植野町、パート従業員金子朝子(かねこあさこ)さん(42)は「青い色がとてもきれい。明るい時とは違う景色でいいですね」と話した。

 点灯は各日午後4~8時。唐澤山神社でも25日に点灯式を行う。

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