「ごまの日」に商売繁盛願う 京都府南丹市の胡麻日吉神社で神事

すりごまやごま油を供え、業界の繁栄や五穀豊穣を祈願する加工組合の関係者ら(南丹市日吉町胡麻・胡麻日吉神社)

 「ごまの日」(11月5日)にちなみ、京都府南丹市日吉町胡麻の胡麻日吉神社で、全国胡麻加工組合(東京都)の加盟業者らが商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)を願う神事があった。すりごまやごま油を奉納し約20人がかしわ手を打った。

 全国25社でつくる同組合は「いいごま」の語呂合わせで、11月5日をごまの日としている。2018年からはごまの日前後に、馬を指す「駒」が地名の由来という胡麻にある同神社を各社の役員らが参拝し、業界の発展を祈願する神事を営んでもらっている。

 今年は6日に実施。ごま油や練りごま、ワサビ味など味付きのごまといった多彩な加工品を奉納し、吉田重光宮司が祝詞を上げた。

 同組合の冨田博之理事長(61)は「健康的なゴマをより多くの人に食べてもらえるように祈った。今後は祭りに出店するなど、地域の盛り上がりに貢献したい」と述べた。

© 株式会社京都新聞社