V1初のホーム戦、1600人が大声援 アランマーレ、選手後押し

V1初のホーム戦には多くの観客が訪れ、アランマーレの選手に声援を送った=鶴岡市小真木原総合体育館

 バレーボールVリーグ女子1部(V1)に参戦している本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレは11日、鶴岡市小真木原総合体育館でV1初のホーム戦に臨んだ。デンソーに1-3で敗れ初白星とはならなかったが、ホーム戦ではチーム過去最大規模となる約1600人がスタンドに詰めかけ、大きな声援で選手を後押しした。

 V1初のホーム戦は、暗転した会場で、選手一人一人がスポットライトを浴びて呼び込まれる演出で幕を開けた。木村友里主将は「今までにない演出で『V1の舞台に立っている』と実感した」とし、「多くの人が集まっていて素直にうれしかった」と感謝した。

 試合は第2セットでジュースとなり、相手を2点離せばものにできる展開に。一進一退の攻防にスタンドは盛り上がり、応援のボルテージが上がった。このセットは取れず、試合にも敗れたが、友人と2人で来場した遊佐町京田の会社員菅原正文さん(43)は「試合には負けたが、1試合ごとに内容は良くなっている。初勝利を楽しみに明日も来る」と笑顔を見せた。

 酒田光陵高ビジネス流通科3年生は、カボチャや柿などチームカラーのオレンジ色の農産物を販売するマルシェや、横断幕に直筆メッセージを集める企画を行いながら試合も見守った。大倉愛梨さん(18)は「もっともっと活躍してほしい。チームに関われて楽しい」と充実感を見せた。

酒田でPV

 チームが本拠地とする酒田市では、酒田駅前交流拠点施設ミライニで同施設主催のパブリックビューイングが行われた。接戦続きの展開に、市立中央図書館に読書をしに訪れた人も足を止め、70代女性は「いい試合だったので見入ってしまった。地元のチームとして頑張って」と話していた。

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