米下院議長が暫定予算案 成立見えず、政府閉鎖懸念

米ラスベガスでの集会で演説するジョンソン下院議長=10月(AP=共同)

 【ワシントン共同】米議会下院のジョンソン議長(共和党)は11日、政府閉鎖を回避するための暫定予算案を発表した。ただ、与野党から異論が出ており、成立するかどうかは不透明。足元の歳出をまかなうつなぎ予算の期限の17日までに何らかの予算案を可決できなければ、2018年12月~19年1月以来となる政府閉鎖に陥る。

 米メディアによると暫定予算案は、軍や運輸省などは来年1月19日まで、残りは2月2日までの歳出をまかなうとしている。ウクライナやパレスチナへの人道支援は含まれていない。

 ジョンソン氏は「下院共和党を最善の立場に置くために必要な法案だ」とし、民主党との対決姿勢を鮮明にした。

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