簡単レシピで介護者をサポート 滝沢の有志が家族向け教室

和気あいあいと料理を楽しむ参加者たち

 家族を介護する人たちを簡単レシピでサポート―。「介護者のためのお料理教室」は、岩手県滝沢市土沢の滝沢ふるさと交流館で毎月開かれている。認知症の人や高齢者の買い物を手伝う住民ボランティアらが、忙しい介護の合間に時短で作れる料理を紹介。男性の参加が多く、交流を楽しみながら料理の腕を上げている。

 「大さじ1はこれくらい」「キノコはこうほぐすと味が染みますよ」。10月下旬に開かれた教室には、ボランティアを含めて12人が参加し、和気あいあいと調理を楽しんだ。

 教室は滝沢市の住民有志でつくる「生活おたすけたい」(紺野敏昭会長)が主催し、昨年6月に始まった。活動するメンバーは管理栄養士や主婦らで、その多くは、マイヤ滝沢店で行われている認知症患者や高齢者向けの「スローショッピング」を手伝う住民ボランティアだ。

 次回は12月8日午後1時半から。参加費千円。定員8世帯で市外からでも参加できる。エプロン、三角巾、持ち帰り用容器を持参。申し込みは同4日までで、同クリニック(019.699.1111)へ。

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