京都サンガ、またもJ1残留決めきれず 前半3得点も追いつかれ川崎とドロー

川崎―サンガ 前半7分、先制ゴールを決めるサンガの福田(等々力陸上競技場)

 J1京都サンガFCは11月12日、等々力陸上競技場で第32節の川崎戦に臨み、前半に3得点したが、試合終了間際の失点で3-3で引き分け、J1残留は確定しなかった。4試合ぶりの勝ち点で、勝ち点34とし、順位は15位から14位に浮上。前半の3得点は曺監督体制ではJ1で初めて。

 サンガは前節の新潟戦から4人を入れ替え、出場停止処分が明けたアピアタウィアと豊川が先発に復帰。イヨハと原も2試合ぶりに先発した。

 開始直後からハイプレスで相手の攻撃の自由を奪った。前半7分、福田のミドルシュートで先制。同19分に追いつかれたが、同42分、原の左クロスから豊川が頭で押し込んで勝ち越し、4分後にも、原のヘディングから豊川が左足で合わせて追加した。

 前半終了間際にゴールを許し、後半も開始早々から押し込まれたが、豊川に代えて井上を投入し、システムも3バックに変更して対応。終始押し込まれる展開で、試合終了間際にPKで同点に追いつかれたが、敵地で難敵を相手に貴重な勝ち点1を積み上げた。

© 株式会社京都新聞社