「自分たちの心の弱さ、脆弱さがこういう結果を招いた」J1自動昇格がスルリ…清水秋葉忠宏監督 試合後会見【J2最終節】

サッカーJ2リーグ最終節、勝てばJ1自動昇格が決まるはずだった2位清水エスパルスは、アウェーで水戸ホーリーホックに1‐1で引き分け、土壇場で4位に転落し、3位から6位でJ1昇格残り1枠を争うプレーオフに回ることになった。

清水・秋葉忠宏監督(48)は試合後の会見で、「自分たちの心の弱さ、脆弱さ、それがこういう結果を招いたと思っている」と下位相手に勝ち切れず、J1自動昇格を掴み損ねたゲームを振り返った。

この大事な、大事なゲームでこれだけの多くのサポーター、ファミリーが駆けつけてくれていたし、静岡でも我々の勝利を願っていた方たちがいる中で、自分たちの心の弱さ、脆弱さ、それがこういう結果を招いたと思っている。 後半のようなパフォーマンスが出せるにもかかわらず、ああいう点を献上してしまう、それは僕含めてやっぱり自信を持って、後半のようなプレーを前半から(選手たちに)させてあげれなかった。 そういったも心の弱さ、勝者のメンタリティーを養うという、大きな大きな最後課題が出たのを含めて、全員が大いに反省して、プレーオフ2試合、それを克服するいいチャンスだと思っているし、これを乗り越えられなければ、J1に行く資格はないと思っている。 きょう出た心の弱さをしっかりとプレーオフ2試合で必ず乗り越えて、「J1に行くんだ」という死に物狂いの姿を全員で見せられるように、前半から、後半のように躍動した姿、我々が仕掛けていく姿、勝ちに行く姿をしっかりと 90 分通してみせられるように、また全員でやりたいと思っている。

Q前半シュートゼロだった。後手後手に回っている印象を受けた。前半うまくいかなかった要因はどこにあると思うか

やはり、勇気がなかった。自分たちからボールを蹴りに行く、動かしに行く、ボールを奪いに行く、そこの出足、読みすべてが相手に上回られていた。ああいうことをしていたら、どことやっても勝てない。 われわれは超攻撃的、超アグレッシブにやる、それは守備も含めて、自分たちからアクション起こしたりだとか、二度、三度追うとか、相手よりも泥臭く走るとか、そういったものがなければ、技術、戦術、そんなものは一切役に立たない。フットボールの本質のところ、もう一度勇気を持って相手よりも勝ちにいくんだって、そういうメンタリティを植え付けたい。

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