サラゴサ時代は香川真司とチームメイトの28歳ガーナ人FWが試合中に倒れそのまま死去

レバンテ時代のラファエル・ドワメナ[写真:Getty Images]

またしても試合中に悲劇が起きてしまった。

ガーナ人FWラファエル・ドワメナが試合中にピッチ上で卒倒。そのまま帰らぬ人となってしまった。28歳の若さだった。

イギリス『BBC』によれば、ドワメナは11日に行われたカテゴリア・スペリオレ(アルバニア1部)第13節のエグナティアvsパルティザニの試合中に倒れたとのこと。そのまま帰らぬ人となってしまった。

アルバニアサッカー連盟(FSHF)は「ドワメナは試合中に意識を失い、フィールド上で医師が直ちに介入し、救急車で病院に搬送された。専門医が即時介入し、その後にあらゆる努力をしたが、残念なことに彼は亡くなった」と発表した。

また「アルバニアのサッカー界全体に衝撃を与えたこの大きな損失と出来事に対し、ドワメナの家族とエグナティア・クラブに深い哀悼の意を表する」とした。

なお、この事件を受け、今週末の全ての試合を延期することも決定した。

ドワメナは、ザルツブルクの下部組織やリーフェリングでプレー。その後スイスのチューリヒ、スペインのレバンテ、レアル・サラゴサ、デンマークのヴェイレなどでプレーした。

20203年1月にエグナティアに加入。今季はリーグ戦で10試合に出場し9ゴールを記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選でも2試合で3ゴールを記録していた。

レアル・サラゴサ時代は元日本代表MF香川真司(セレッソ大阪)と同僚としても知られている。

ドワメナは2017年夏に1400万ポンド(約26億円)でブライトン&ホーヴ・アルビオンへの移籍が噂されたが、メディカルチェックで不合格となりレバンテに加入。2021年に加入したオーストリアのブラウヴァイス・リンツ時代には試合中に倒れていたが復帰。心臓手術を受け、自動除細動器を埋め込まれていたという。

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