晩秋の上山を自転車で巡る 第32回かみのやまツール・ド・ラ・フランス大会

楢下地区の休憩所でラ・フランスを味わう参加者=上山市

 晩秋の上山市内を自転車で巡る第32回かみのやまツール・ド・ラ・フランス大会が12日、市民公園を発着とするコースで開かれ、県内外からの参加者が果樹園地帯などを疾走した。

 ロング(50キロ)とショート(25キロ)に計702人がエントリー。午前8時過ぎからロング、ショートの順で10人程度ずつスタートした。参加者は思い思いのペースでリンゴや柿がなる木々を横目にペダルをこぎ、見晴らしの良い場所では記念撮影。楢下地区の休憩所では新型コロナウイルス禍で自粛していた生食ラ・フランスの振る舞いが4年ぶりに復活した。ゴール後は温かい芋煮も提供された。

 山形市鉄砲町2丁目、会社員遠藤陽介さん(45)はラ・フランスを頬張りながら「おいしい。へこたれそうだったけど元気になった」。両親と3人で参加した同市出羽小6年斎藤陽花さん(11)は「コースから見た景色がきれいだった」と笑顔で話した。

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