白バイ追跡中に男子高校生ら2人乗り原付バイクが転倒 けがなし 無免許運転か 約300m逃走後の単独事故 広島市中区の市道

広島市で12日、警察の白バイ隊員の追跡から逃げていた、2人乗りの原付バイクが単独で転倒する事故がありました。

事故があったのは、広島市中区中町の市道です。

警察によりますと、2日午後3時半過ぎ、パトロール中の白バイ隊員が2人乗りの原付バイクを発見しました。原付バイクが逃走したため、白バイ隊員が赤色灯をつけ、サイレンを鳴らしながら追跡したところ、交差点を左折中に単独で転倒して、道路わきの植え込みに衝突したということです。

原付バイクを運転していたのは、広島市南区の男子高校生(16)で、無免許とみられています。10代の男性が同乗していました。この事故で原付バイクの前側の車体の一部が破損しましたが、2人にけがはなかったということです。

白バイ隊員は、原付バイクとの車間距離をおよそ30m空け、時速50キロ程度で、マイクで停車を指示しながら、およそ300mにわたって追跡していたということです。

広島中央警察署の徳重勝紀副署長は「事実関係を調査し、適正に対処してまいります」とコメントしています。

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