【香港】広東魚介料理に日本酒を、香港の食通に提案[食品]

マテガイのあえ物(右1)に「出羽桜 雪女神 四割八分」、タラの蒸し物(左1)には「手取川 山廃仕込 純米酒」を合わせるなど、ザ・チャイニーズ・ライブラリーが提供する絶品のペアリング=9日、中環(NNA撮影)

日本貿易振興機構(ジェトロ)傘下で日本の農産物・食品の海外向けプロモーションを行う「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO、ジェイフードー)」は、香港で日本酒の普及を目的としたプロモーション「SEAFOOD LOVES SAKE.」を今年も開催する。11月17日から12月17日まで、有名レストランで魚介を使った広東料理と日本酒のペアリングメニューを用意し、香港の食通たちに提案する。

今年のコラボレーションレストランは◇ザ・チャイニーズ・ライブラリー(香港島・中環=セントラル)◇逸東軒(九龍地区・佐敦=ジョーダン)◇天外天(九龍・尖沙咀)◇富臨飯店(香港島・銅鑼湾=コーズウェーベイ)◇龍景軒(中環)◇玉(香港島・香港仔=アバディーン)◇明閣(九龍・旺角=モンコック)——の7店。広東料理の名店とプロの利き酒師が共同で開発した期間限定のペアリングメニューを提供する。

9日にはキックオフイベントをザ・チャイニーズ・ライブラリーで開催した。総料理長の李振龍さんと国際利き酒師の楊帆(アイバン・ショーン)さんが今回のプロモーションのために用意した4つのペアリングメニューが紹介され、参加した約40人のメディア関係者らから、日本酒と広東魚介料理の相性の良さに感嘆の声が上がった。

SEAFOOD LOVES SAKE.の開催は5年目。JFOODO海外プロモーション事業課日本酒担当の大洞雅信さんは「日本酒は和食以外の料理とも相性が良く、特に魚介類との相性は抜群。香港の食通の皆さんに特別な時間を体験してほしい」と語った。

今年はレストランでのプロモーションに加え、12月の1カ月間は地場高級スーパーマーケット「シティスーパー」の尖沙咀店と銅鑼湾店にSEAFOOD LOVES SAKE.の特別販売ブースを設置してリテールプロモーションを展開。交流サイト(SNS)でのキャンペーンも実施する。

SEAFOOD LOVES SAKE.の詳細は公式ウェブサイト<https://sake-jfoodo.jetro.go.jp/hongkong/cantonese/>で確認できる。

俳優の宣萱(ジェシカ・スアン)さん(右2)も迎えて行われたキックオフイベント=9日、中環(NNA撮影)

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