時代を問わず胸を貫く“めぞん陰鬱”な名作漫画を実写化!映画『コーポ・ア・コーポ』に馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴ら若手実力派集結

『コーポ・ア・コーポ』 ©ジーオーティー/岩浪れんじ

「いま読むべき漫画」を実写映画化

独特の世界観で多くの読者を惹き付け「いま読むべき!」と話題沸騰中の漫画を、馬場ふみかや倉悠貴ら気鋭の若手俳優を迎えて実写映画化した『コーポ・ア・コーポ』が、2023年11月17日(金)より全国順次公開となる。

漫画「コーポ・ア・コーポ」は、「苦役列車」や「無銭横町」など破滅型の私小説で知られる芥川賞作家・西村賢太が生前に称賛を贈ったことも話題に。大阪の安アパート・コーポのワケアリな住人たちを取り巻く人間模様を生々しく、しかし飄々と、時には温かな眼差しで描き、「今、読むべき漫画」として注目を集めている。

馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴ら若手実力派キャスト集結

映画『コーポ・ア・コーポ』では、家族のしがらみから逃げ、どこか人生を諦観しているような主人公・辰巳ユリを、女優・モデルとして活躍する馬場ふみかが好演。劇中でスカジャンを羽織り、終始無気力そうな表情でタバコを吸う姿は、原作のユリを見事に体現している。

いつもきちんと背広を着ているサラリーマン風情ながら、実は女性に貢がせて生計を立てている中条を演じるのは、『Winny』での好演も記憶に新しい東出昌大。そして日雇いの肉体労働者であり、すぐ部屋に女性を連れ込む石田を、映画やドラマで幅広く活躍する注目の若手演技派俳優・倉悠貴が演じる。

人当たりは良いが怪しげな商売を営む宮地を演じるのは、個性的な存在感を発揮している名バイプレーヤー・笹野高史。そんな4人を中心に、彼女たちの過去や人間関係が徐々に紐解かれていく中で、しぶとく生きる人間の底力が描かれる。

現代的ながら昭和臭も漂う世界観、揺らぎのある筆致、単純な好悪を載せない人物描写などなど、原作の持つ要素をいかに映画に落とし込んだのか? 漫画ファンならずとも是非スクリーンで確認したいところだ。

『コーポ・ア・コーポ』は2023年11月17日(金)より全国順次公開

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