「人命救助」「制圧」「拳銃」海上保安官が鍛えた技能競う 京都・舞鶴で競技大会

警備救難競技大会で船内に見立てた物置から要救助者役を運ぶ海上保安官(京都府舞鶴市長浜・海上保安学校)

 島根県から福井県までを管轄する第8管区海上保安本部の「警備救難競技大会」が京都府舞鶴市長浜の海上保安学校であり、管内各地から集まった海上保安官が日頃鍛えた技能を競い合った。

 新型コロナウイルス禍で4年ぶりとなった今回は、20~50代の計76人が参加し「人命救助」「制圧」「拳銃」の各競技に挑んだ。

 大会は11月1日に開かれ、助け出す時間や安全性を競う「人命救助」は、狭く入り組んだ船内での搬送を想定。参加者は2人一組で臨み、要救助者役に「大丈夫ですか」「もうすぐですよ」と声をかけながら、狭い通路や階段を通って運び出した。

 密漁・密輸などに対する海上での取り締まりに必要な「制圧」は団体戦で、徒手や警棒の腕前を争った。的を撃って点数を競う「拳銃」は個人戦で行われた。

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