J2最終節「栃木SC×ジュビロ磐田」先制するも磐田に逆転負け 栃木SC今季19位

 サッカーJ2の栃木SCは12日、シーズン最終戦をホームのカンセキスタジアムとちぎでジュビロ磐田と対戦しました。この試合を最後に退任する時崎悠監督にはなむけの勝利なるか、注目が集まりました。

 今年(2023年)2月に開幕した今シーズンもいよいよ最終節。J2残留は決まったものの、一つでも上の順位で締めくくりたい栃木。対するはこの時点で3位、J1自動昇格への希望を残し何としてでも勝利をねらう磐田です。

 試合が動いたのは前半24分、栃木でした。左サイドから攻撃を組み立てサイドチェンジ、福森のクロスを大島が胸でコントロールし右足一閃。目の覚めるようなシュートで先制に成功します。

 しかし前半40分、磐田にコーナーキックからミドルシュートを決められると、さらに後半に逆転を許します。

 その後も試合は、磐田ペースで逆転負けを喫した栃木。苦しかったシーズンを象徴する試合結果に加え、目の前で磐田の劇的なJ1自動昇格の瞬間を見る悔しさを味わいました。

 栃木は今シーズン、10勝14分け18敗で勝ち点44、順位は19位でした。試合後の会場では今季の締めくくりとしてセレモニーが行われ、退任する時崎監督、それに選手がシーズンをともに戦い抜いたサポーターに感謝を述べました。

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